何回勝つかを予想して得点! 『CATTY- キャッティ-』紹介
◆プレイ人数
3~4人
◆プレイ時間
30分
◆ルールの難しさ
普通
『CATTY- キャッティ-』をプレイしてきました。
トリックテイキング系のゲームですね。トランプゲームの『ハーツ』みたいにミニゲームを何度か繰り返して得点を稼いでいく感じのゲームです。
ネコとネズミのイラストが可愛い。
◆ルール説明
ゲーム全体は「トリック」と呼ばれるミニゲームが誰かの手札がなくなるまで続き、得点計算を行うという流れ=「ラウンド」が繰り返されることによって進行します。
ゲーム開始後、各プレイヤーに手札を同じ枚数ずつ配ります。(プレイ人数で変動)
各プレイヤーはその手札を見てまず、
自分がこのラウンドで何トリック勝利できるかを予想する必要があります。
このときカードを二つの数字にまたがって横向きに置くこともできます。
一つの数字にBETすることをスモールベット、
二つの数字にまたがってBETすることをワイドベットと呼びます。
上の写真では赤のプレイヤーが2-3のワイドベット、緑のプレイヤーが4のスモールベットをしていますね。
スモールベットをしたプレイヤーが予想と同じトリックを取った場合は40点
ワイドベットをしたプレイヤーが予想した範囲のトリックを取った場合は20点
予想が外れてしまった場合は、予想からずれた数×10点のマイナスです。
【トリックについて】
カードには大きく分けて2種類あります。
1、ネズミが描かれた1 ~ 9 までのカード (黄色 緑色 青色)
2、ネコが描かれた1~9までのカード(ピンク色)
各トリックでは親プレイヤーから1枚カードを出します。
左隣のプレイヤーは同じ色のカードを持っていれば必ずそのカードを出す必要があります。ハーツと似ていますね。
ハーツと異なる点といえば、カードの裏面が表の色と同じ色になっていて、他の人から見える状態になっている点です。
全員が出し終わったら、その中で数が大きい人がそのトリックを取ります。
※ただし、親と同じ色を持っていない場合はほかの色を出してもOK それがネズミカードの場合はどんなに数が大きくてもそのトリックを取ることはできません。
このときピンク色のカード、つまり猫のカード(切り札)を出した場合は、他のネズミのカードに対して必ず勝つことができます。ネズミはネコには勝てにゃい。
トリックを取ったプレイヤーは、そのトリックで自分が出した以外のカードの中から一枚を手札に入れなければなりません。
その後トリックを取ったプレイヤーが親プレイヤーとなりカードを出す。
このトリックを繰り返し、誰かの手札が無くなったらラウンド終了です。
そこから取ったトリック数とBETの確認→得点計算→次ラウンドという流れを、誰かが100点になるまで続けます。
◆プレイした感想
ハーツを知っていたのでルールはすんなり理解できました。
ポイントとしては以下の3つでしょうか。
1、裏側からでも相手のカードの色が分かる
これが中々に大きい情報で戦略を考える上で非常に重要です!!
相手が何を持っているか予想がかなりしやすくなっています。
2、ネコという切り札の存在
相手の手札の色をみて、枯れている色のカードを出しても、ネコを出されると途端に負けてしまいます。ネコ同士のケンカだと数が多い方が勝つんですけどね。
3、トリックを取った人がカードを1枚手札に回収する
これが結構ミソです。極論、トリックを取り続けると手札がまったく減らないんですよね。他の人の手札は減っていくのでいつかはラウンドは終わるんですが。
自分がこれ以降のトリックで「勝ちたい」と思うか「負けたい」と思うかで取るカードを選択することができるわけです。しかも取るカードは全員が見ている前で選ぶので、覚えられていたら手札がバレバレになります。色の情報もあってかなり公開情報が多い。本気でやろうとするとかなり頭を使うことになりそう。。。
その上、どのプレイヤーが現在何トリック取っているかはリアルタイムでわかりやすく目の前に表示されています。次に隣の人が勝つ方向でカードを出してくるか負ける方向でカードを出してくるか…といった心理戦も加わります。
可愛いパッケージながら本格的な戦略と心理戦が楽しめるゲームでした。